6月、東京から札幌を訪れた。
子連れだと「騒いで周囲に迷惑をかけないか」と、飛行機は緊張する。
緊張のフライトが終わって、千歳空港に着陸。
いつもなら子どもを抱えて急いで手荷物カウンターに向かうところだが、子どもを自由に歩かせ一番最後から歩いた。
子どもが、誰も居なくなった通路から、飛行機を眺める。
コクピットからパイロットさんが手を振ってくれた。
子どもが嬉しそうに笑う。


東京の喧騒を離れるための札幌旅行。
大人のスピードではなく、子どものスピードに合せることで、願った通りのゆったりとした旅をスタートすることができた。
(2014年6月7日 森崎千雅)